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サクシード・プロボックスに自動ブレーキ標準装備、義務化も間近か?

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SUCCEED・PROBOXの自動ブレーキの感度調整及び評価・評判・レビュー

2016年には、なんと商用車のプロボックス・サクシード(プロサク)に自動ブレーキ<PCS(プリクラッシュセーフティシステム)>が標準装備になっているとのこと!

昨日ディーラーさんに電話で確認しましたので間違いないと思います。

あのテレビCMで見た、「車が壁に衝突する直前で自動で止まる」すごいのが、自分が仕事で使う車にも付いたんだと思いました。

商用車にも「自動ブレーキ」を標準装備した事にビックリして期待もしましたので感想を書いてみます。

トヨタ自動車は2016年8月30日、”商用バンの「プロボックス」「サクシード」を一部改良すると発表しました。運転支援システム「Toyota Safety Sense C」とアイドリングストップ機能を標準装備”し、安全性と燃費を共に向上を目指す。

トヨタ自動車さんより。

今回、納車されたサクシードには、アイドリングストップ機能は装備されていませんでしたが、「Toyota Safety Sense C」の<PCS(プリクラッシュセーフティシステム)>は装備されていました。

<PCS(プリクラッシュセーフティシステム)>は簡単に言うと「自動ブレーキシステム」だと思うのですが、衝突回避・衝突安全ブレーキとしての感想を書いていきたいと思います。

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トヨタSUCCEED・PROBOX「Toyota Safety Sense C」自動ブレーキの感度調整方法

先ずは下記画像で、自動ブレーキ感度を変えるスイッチを確認して下さい。
写真ハンドルの右下に自動ブレーキ感度調整スイッチが付いています。
写真赤矢印が自動ブレーキ感度調整スイッチです。
ちなみに自動ブレーキ感度調整スイッチの上のスイッチは車線逸脱防止警報ブザーのON/OFFスイッチです。
自動ブレーキ感度スイッチを3秒以上押すと、自動ブレーキ(PCS)を解除できますが、安全のため通常は解除しない方が良いでしょう。

PCS(プリクラッシュセーフティシステム)の感度調整方法

上記、自動ブレーキ(PCS)スイッチを押すごとに下記画像①~③の順に感度が変わります。
写真

下記画像は、実際のメーターパネルです。
赤線の部分がスイッチを押すごとに変わり、ブレーキ感度を変える事が出来ます。

写真

上記画像の場合はPCS感度「弱」です。
「中間」より警報タイミングが遅くなります。

写真

上記画像の場合はPCS感度「中」です。
ブレーキ感度としては「中間」です。
*中間が初期設定です。2017年2月時サクシード取扱説明書より。

写真

上記画像の場合はPCS感度「強」です。この設定が、一番自動ブレーキが良く効くはずです。
「中間」より警報タイミングが早くなる。
自動ブレーキの利きが一番良い設定との事で、私は「PCS感度強」にしています。

サクシード・プロボックスのPCS(自動)ブレーキは、トヨタ自動ブレーキ機器シリーズでは「Toyota Safety Sense C」ですので、システムとしては「単眼カメラ+赤外線レーザー」です。

サクシードの衝突回避支援パッケージPCS(自動衝突安全)ブレーキの感想・評判・評価・レビュー

写真実際にサクシードに乗ってみた感想を書きますね。
ネットでの評価・評判はあまりみかけませんでした。

今まで自動ブレーキ付きの車に乗った事のない、素人の感想としてこの記事を読んでほしいです。

感想としては、PCS(自動衝突安全)ブレーキの感度を「強(一番レベルが高い状態)」にしても、「衝突しないで安全に止まる気がしない!」である。

なんだこれは、全然使えないレベルじゃないか?ってのが感想です。
せっかくブレーキ感度を「弱」「中」「強」と切替できるんだから、「強」の時くらい自動ブレーキがバンバン効いて欲しいと思いました。
仮に緊急時、衝突しないで自動で止まれても、急ブレーキだと後続車が突っ込んでくるだろうって思ったし、急ブレーキじゃ雪道やアイスバーンは危なくてお話にならないからだ。

後から調べて分かった事ですが、もともと障害物ギリギリでの停止を目標に作られた、衝突回避支援システムなんですね。
だから、バンバン自動でブレーキが効かなくて当然みたいです。
自動ブレーキはドライバーのミスをカバーするための緊急ブレーキなんですね!
知らなかったです。

もっと、自動でガンガン止まる便利な物だと勘違いしていました。
これは自動ブレーキって命名も間違いだと思いました。
現状の効きだと、自動緊急ブレーキの方が良い呼び名だと思います。

だって自動じゃ止まんないんだから。
(*本当は止まるのかもしれませんが、会社の実車で試すわけにもいかず。)
私の感覚としては止まらずに、ぶつかるって感じです。
例えると、センサー感度が悪く何回か飛び跳ねないと開かない「自動ドア」のようです。

たとえ止まれても、警報が出てからだと、あまりにも急ブレーキなので、後続車がいれば後ろからぶつかられる可能性も高いと思いました。

それと、「Toyota Safety Sense C」だと歩行者は認識できないみたいですね。
どうせ装備するなら、ランク上の「Toyota Safety Sense P」(単眼カメラ+ミリ波レーダー)にしてほしかったです。
「Toyota Safety Sense C」と「Toyota Safety Sense P」を混在させるなら、「Toyota Safety Sense P」で統一した方が、安全性も向上してコストは下げれるのではと思いました。
なにより「Toyota Safety Sense P」の方が、安全性のが高いでしょうし、この安全装置を少し安いからとコストダウンするのは、良くないと思いました。グレードや車両本体価格で安全に差を付ける考え方も間違っていますよね。高い車だから良い自動ブレーキが付いてるとかの優越感の問題ではありません、命の問題ですから。

ブレーキとは別に、車線逸脱警報は、凄く良いと感じました。
車線から外れると、ピピ、ピピって音がなって注意を促してくれます。

ABSが装着し始められた頃、これも「ドライバーのミスを防ぐ」って事で、ほとんどの乗用車で採用される時代になりましたが、これは自動ブレーキと違って過干渉だと感じました。
特に冬道のABSは過干渉過ぎる。
当初のABSは運転の邪魔になる、とてもコントールしにくいものでした。
なのに過干渉してほしい、自動ブレーキは全然作動せずに危険なレベル!!!
自動ブレーキが過干渉じゃないのは、「ドライバーが自動ブレーキに頼り過ぎる事を防ぐため」って事なんでしょうが、今後自動運転を推進する上では、自動ブレーキに関してはもっと過干渉でも良いと思いました。

自動ブレーキの感度調整も、どうせ付けるなら5段階にして、強の時は超過干渉でも良いと思いました。過干渉が嫌いな方は「弱」に設定できるのだから。
少なくてもABSには「強」「弱」選択スイッチはなかったと思います。ABSも今後単眼カメラを利用して、夏道と冬道で効きを自動AIで変えれれば良いのになと思いました。

現状の自動ブレーキに関しては、本当に事故を防ぎたいのか疑問に感じました。
大きな事故は防ぎたいが、ちょん事故は防がなくても良いのかなって妄想まで出てきました。
ちょん事故がなくなると、自動車産業が困るからです。
要は事故は減ると、修理需要がなくなる。
特に修理業界、ちょん事故が減ればそこで働く人の仕事が減る。
だから自動ブレーキの性能が過干渉になっていないのかなって?

「最近話題の人工知能(AI)に仕事が奪われる」じゃないですけど、自動ブレーキの性能を上げる事を故意に遅らせているのかなって、ちょっと感じました。

自動ブレーキが優秀になると、明らかに事故が減ると思うからです。そうなると板金修理工場の仕事が減るわけです。

優秀な自動ブレーキシステムは嫌われる???自動ブレーキの種類。

どうせ標準装備化、義務化を推進するのであれば、安価で低機能の自動ブレーキは止めて、せめて「単眼カメラ+ミリ波レーダー」タイプ以上のシステムに統一しませんか?

なにより安全第一、生命優先ではないですか。
自動ブレーキを標準化するなら、安全性がある程度高い物を採用すべきだと思いました。安全ブレーキシステムは購入後に簡単に交換出来るような物ではないのだから、最初から良い物が付いているに越したことはないと思いました。

写真

衝突回避支援自動ブレーキの種類(簡単に書きます)。

①赤外線レーザー式
安価ですが、精度があまい。高速では対応しにくい。歩行者の検知は無理みたいです。

②ミリ波レーダー式
高速でも対応可能なものもあります。
歩行者の検知は無理みたいです。

③単眼カメラ式
単眼カメラのみの車種は少ないみたいです。
歩行者も判別可能なものもあるようです。

④ダブルカメラ式(デュアルカメラ式、ステレオカメラ式とも言います)
2台のカメラで確認するため、単眼カメラの性能を上げたものです。
単眼カメラよりさらに歩行者の検知精度が高くなるようです。

⑤複合式
最近増えている安全方式です。
「単眼カメラ+赤外線レーザー」
「単眼カメラ+ミリ波レーダー」
「2台カメラ+ミリ波レーダー」
とかですね。
既存の機器を組み合わせて使う事で、車両や歩行者の検知性能を上げているんですね。

自動ブレーキは決して自動ブレーキではない。
衝突回避支援の緊急ブレーキですね。

個人的な意見ですが、やはりもっと早く減速を開始する自動ブレーキにしてほしい。
障害物の直前で急ブレーキをかけるのではなく、もっとブレーキを手前から自動でガンガン効かして欲しいと言う事です。
もっと過干渉に運転に介入してきても良いのではって思いました。
運転者がブレーキペダルを踏むと、機能はキャンセルされるのだから、自動減速が早くても問題は少ないと思いました。

そうする事で衝突事故減少にかなりの効果が期待出来るのではと思います。
しかし、本当に自動ブレーキに頼り過ぎた事が逆に事故になるケースが増えるのかな?
自動ブレーキを早く効かせる事と、障害物の何メートル前に停止させるかは別制御のため、やはり運転者に注意を促すために、自動減速と警報音を感度「強」の時はもっと早めて欲しいと思いました。

自動減速は今より早めに、実際の停止は障害物直前(既存制御)で、これなら運転者が自動ブレーキに頼り過ぎる事を防げるのではと思います。

本当は自動ブレーキの効きを既存より過干渉に設定して減る事故数と、自動ブレーキに頼り過ぎて起こる事故数の比較が出来れば良いのでしょうが、リアル試験は出来ませんし、それは難しい事なのでしょう。

今後、自動ブレーキの進化を期待しています。

追伸、言わんこっちゃない自動ブレーキの公道でのテストか?衝突事故発生

"運転支援機能を搭載した日産のミニバン「セレナ」を試乗した客にブレーキを踏まないよう指示して事故を起こしたとして、千葉県警交通捜査課と八千代署は14日、八千代市内の日産自動車販売店の店長男性(46)と同店の営業社員男性(28)を業務上過失傷害容疑で、試乗した客の男性(38)を自動車運転処罰法違反(過失傷害)の疑いで、千葉地検に書類送検した。運転支援機能を搭載した車両の事故は全国で初めて。"

出典((千葉日報オンライン 4/14(金) 18:52配信))

だから私は自動ブレーキは止まんないと感じたんですよ。止まるかもしれませんが、公道でテストするのは、車屋なら信じがたい行為です。危険過ぎますよ、だって減速がギリギリ過ぎますもん。

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ブログ管理人 おきてるさん

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