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北海道の中古車は錆びでダメなのか?また新車もダメになりやすいか?
20年以上前は、海沿いの中古車はやめておけって聞いたものです。
それは、潮風で車が錆びていたんでる場合があったからです。
今は潮風くらいでは錆びない、塗装の良い車が主流になるなか、雪国では融雪剤、凍結防止剤、防氷剤などで潮風より強い塩害が起こるようになりました。
中古車に関しては、実際に錆びで状態が悪い車があると思います。
雪国の車が錆びやすい主な原因は、融雪剤(凍結防止剤)の散布によるところが大きいと思います。
一般道や高速道路の主な融雪剤は、塩化ナトリウム(塩、食塩)、塩化カルシウム、塩化マグネシウム又はその塩化物の混合品みたいですね。
空港などの融雪剤は、金属の腐食が少ない物を使用してる場合もあるようです。
融雪剤を散布している雪国の車はダメなのか?
これは正直分かりません。
最近の車は、塗膜が厚くなったり塗装が良くなって錆びにくくなったと思います。
それは、古い2.8Lのハイエースが錆びでボロボロになりやすかったんですが、3Lハイエースにモデルチェンジしてから錆に強くなりました。
更に100系ハイエースよりも、200系ハイエースの方が錆び(塩害)に強くなったと思います。
よって、最近の車は錆び(塩害)対策で塗装が良くなってると想像しています。
中古車の場合は、やっぱり実際の車を確認するのが一番良いと思います。
下回りや、ブレーキディスクやサスペンションや水だまりが起こりやすい所(タイヤハウスなど)を確認すると、錆び(塩害)でどのくらいダメージが有るか分かると思います。 上記写真は車の側面、結合部の錆びです。
上記写真は、ブレーキディスクの錆びです。
錆でサスペンションの受けが抜けたり(非常に危険)、腐食でラジエターの水が抜けてエンジンを壊して廃車になる場合も実際にあります。
錆びが酷いと、鉄板が薄くなったり腐食したりで、溶接や板金も出来なくなり修理不能で廃車になるパターンもあります。
少しくらいの錆は問題ありませんが、タイヤハウスに穴が開くくらいまで錆びてる車は危ないと思います(下記写真)。 上記写真のタイヤハウスの丸印の所に錆が進行して穴が開いてしまっています。 上記写真はサスペンションの錆びです。
上記写真はブレーキローターの錆びです。
雪国(融雪剤での腐食、塩害)特有の症状です。
中古車を見るときは上記写真のように、サスペンションやブレーキローターやマフラーなど、下回りの錆び(塩害)チェックも大事かもですね。
2~3年で乗り換える予定なら、少々の錆びは、あまり気にしなくてもよいかもですが。
新車に関しては、寒いですが冬期間も、まめに下回の洗車をするしかないかなと思います。
車に付いた融雪剤を洗車で定期的に落として、錆びにくくするわけです。
ただ、錆びに強い車は洗車をしなくても意外と錆びないイメージはあります。
*塩害に強い車は、さび止め塗装などの下地処理や、塗膜厚が厚い、水抜けがよく金属部の水だまりが少ないなど対策がなされていると思います。
逆に洗車に気を使っても、商用車の一部や軽自動車の一部は塗装が良くない車があり、どうしても錆びが出てきたりしますね。
こればっかりは、雪国の宿命と諦めも必要なのかもしれません。
それに、下回りの過度の高圧水洗浄は、足回りやベアリングの油ぬけの原因にもなるような気もするので、下回りの高圧水での洗い過ぎもどうなのかなー?って個人的には思います。
融雪剤、凍結防止剤の種類。
1:塩化ナトリウム(塩、食塩)=塩化物(金属が腐食する)
塩化物のため金属を腐食させます。
2:塩化カルシウム(エンカル)=塩化物(金属が腐食する)
塩化物のため金属を腐食させます。
3:塩化マグネシウム=塩化物(金属が腐食する)
塩化物のため金属を腐食させます。
4:炭酸カルシウム(カルボン酸カルシウム)
金属の腐食は少ないらしいです。
5:酢酸カルシウム /酢酸マグネシウム(酢酸系、CMA)
金属の腐食は少ないらしいです。
6:ギ酸ナトリウム(ギ酸系)
金属の腐食は少ないらしいです。
よって、空港や滑走路でも使用されてるようです。
7:尿素(尿素系)
金属の腐食は少ないらしいです。
よって、空港や滑走路でも使用されてるようです。
融雪剤、凍結防止剤は「塩化物系」「酢酸系」「ギ酸系」「尿素系」「又はそれらの混合物系」が用途により使い分けされているようです。
ただし、一般道や高速道路では、効き目やコストの面から金属腐食の起こる「塩化物系」の使用がまだまだ多い気がします。
だって、錆びでマフラー交換しても3年位でまた錆びて、
穴が開いてまたマフラー交換してますからー残念斬りー(泣)。
要は3年おきに錆びでマフラーが腐食でダメになり交換しています。
羽田陽区さんのギター侍ギャクでしたー。
ギャグが古くてすみません・・・
ただ、塩化物系融雪剤による塩害は、車だけではなく道路や建物やコンクリートにも、場合によっては悪影響があるとの事で、今後塩化物系の融雪剤使用が減っていくかもしれませんね???
下記写真はコンクリートの塩害と思われます。
中の鉄筋も錆びています。
今後、塩化物系の融雪剤使用が減っていけば、錆びを気にしない中古車選びが出来る時代が来るかもしれません。
下記写真は今現在使用中の車の下回り、プロペラシャフトからリアデフへのジョイント部分です。
かなり錆びています。
上の写真は、エンジンから後輪のタイヤまで、パワーを伝える大切な部品です。
しかし、下回りなので、ここまでチェックしないで中古車を購入される場合もあると思います。
上記写真は、後輪のブレーキ部分です。
こちらも凄く錆びています。
中古車を買う時には、凍結防止剤による腐食をチェックして買わないと、車を安く購入しても修理代が高くつくことがあります。
ちょっと面倒ですが、中古車は外見だけはなく、下回りやブレーキも見える範囲の錆はチェックした方が良いと思います。
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