広告
グラフィックオペレーションターミナルGOT2000(GT2103)のバックライト5色の色変更方法
今回の計装機器、組み合わせは下記。
1:タッチパネル GT2103-PMBLS(下記写真の製品)
2:シーケンサー FX3S-20MR/ES
3:接続ケーブル GT10-C10R4-8P(1m)
接続ケーブルはGOTへの内部電源供給タイプのため、GOT用の電源(パワーサプライなど)は用意する必要はありません。
先ずは、GOT(タッチパネル)の作画ソフト(GT Desiner3)にて、バックライト5色(白、緑、桃、橙、赤)をコントロールできるように設定します。
これば「読み出しデバイス(コントローラ→GOT)外部入出力機能・出力情報」を使います。
システム→GOTの設定→環境設定→システム情報→
「システム情報を使用する(U)」にチェックをいれる。
下記画像1参照下さい。
上記画像1の「項目選択/並べ替え設定...」で「外部入出力機能・出力情報=D1003」を追加します。*今回デバイス番号はD1003に設定しました。
(注)データレジスタは上記のようにD1003でなくてもOKです。
スポンサーリンク
GT2013-PMBLSのバックライト5色と実際のD1003のビット(数値)の関係
バックライト標準の白色以外の4色を使用する場合は、b7(ビットの7)をONさせて、バックライトコントロールを使用するという「宣言」が必要です。
M10からK4(16点)をビットのON/OFFで使用する場合は内部デバイスのM17を、シーケンサー上でONにします。(注)K4を設定するとM10~M25を占有します。
これで、5色のバックライトをPLC(シーケンサー)でコントロール(制御)できます。
色変化に 必要な ビット ON番号 |
消灯 | 白色 | 緑色 | 赤色 | 桃色 | 橙色 | 今回ON させる デバイス |
b8 | OFF | ON | OFF | OFF | ON | OFF | M18 |
b9 | OFF | OFF | ON | OFF | OFF | ON | M19 |
b10 | OFF | OFF | OFF | ON | ON | ON | M20 |
↑表1(注)先頭のデバイスはM10でなくてもOKです。
他の関係のデバイスはONにしないで下さい。
M18~M20で5色のバックライト色は制御できます。
下記が、今回の参考例でのPLCプログラムラダーです。
M17はバックライト色変更機能を有効にするために、強制的にONします。
後はM18~M20をPLC回路内でON/OFFさせる事により、GOTのバックライト色が可変します。
C0がONすると白色
T60がONすると緑色
M200がONすると赤色になります。
ピンク(桃色)とオレンジ(橙色)はON/OFFの組み合わせが少々面倒ですが、表1の組み合わせ通りで変色させる事が出来ます。
色々な色条件が同時にONする場合、どの色のバックライトを最優先させるか、PLCプログラムにてインターロック回路を組むなどして、バックライト色の優先順位決めます。
分からない時は、三菱電機さんFA技術相談窓口でも、聞く事が出来ます。
三菱電機さんFA技術相談窓口は、とても親切で素晴らしい対応だと思います。
三菱電機さんの商品を使い続ける理由の一つです。
GOTでスクリーンセーバーを使用している時の、強制バックライト点灯方法
これは、普段は省エネのために、一定時間後にバックライトが消える「スクリーンセーバー」機能を使う事も多いと思いますが、機械の運転再開時や故障時にバックライトを強制点灯(スクリーンセーバーを無効にする)させる時などに使います。
これば「読み出しデバイス(コントローラ→GOT)システム信号1-1」を使います。
画像1参照。
ビットの立て方(ON/OFF)は上記のバックライト色変更の方法と同じです。
今回はシステム信号1-1のデバイスをD1002としていますので、D1002のb0をONさせるとスクリーンセーバーが無効になり、常時点灯させることが出来ます。
ビットをMに置き換えて送るのが面倒な場合は、D1002.b0ですので。MOV K1でD1002に1を書き込むセクリーンセーバーが無効になります。
1を書き込むとb0がONすると言う事です。
0を書き込むとb0がOFFになり、スクリーンセーバー機能が再度有効になります。
しかし、1をデバイスに書き込む方法に有効なのは、ビットの0(b0)に対してのみですので、K4M20でM20-ONをMOVでD1002に書き込むのが一番良いかと思います。
ただ、どちらの方法でもスクリーンセーバーの無効・有効は変えれますので機能的には大丈夫です。
免責事項
当サイトを参考にした結果、損害が発生しても当サイトの管理人は一切の責任を負えません。
よって実際の判断や選定は、メーカーサイトや取扱説明書などを熟読して、ご自身で決定して下さい。
当サイトは参考程度にご覧下さい。
当サイトすべてのページへのリンクは自由です。
ご覧いただきありがとうございました。
ブログ管理人