広告
計装工事では4-20mA信号を使用することがあると思いますが、この信号に使用するケーブルは最大何kmまでOKなのか考えてみました(最大配線長)。
結論から言うと、2sq-2Cの配線でループ抵抗約20Ω/kmと仮定すると、最大配線長は約17.5kmとなります。
これは遠方の受信器抵抗又はシャント抵抗が250Ωで4-20mA発信器の最大抵抗値が600Ωの場合です。
発信機の残りの出力の抵抗値は600Ωー250Ω(受信機)=350Ωとなります。
それで発信機器の残り抵抗350Ω÷配線ループ抵抗約20Ω=約17.5kmとなりました。
実際に設計をする場合は選定した機器の取扱説明書などを確認をして、使用可能か調べて下さい。
ノイズ対策や雷対策が必要な場合があります。
ループ抵抗とは受信機までの往復抵抗値です。
4-20mAは配線が2芯いるため、導体抵抗(片道の線抵抗)の2倍となります。
導体抵抗10Ω/kmのループ抵抗は10Ω×2=20Ω/kmということです。
受信機までの片道は10Ω/kmですが、往復ですので20Ω/km(ループ抵抗)になります。
使用する発信器や受信器や電線により上記の距離は変わります。
スポンサーリンク
下記は電気工事関係のサイト内リンクです。
3:電気屋さんはやっぱり通線作業か?「せーので引っ張るかー」
4:PF管やCD管などの電線管サイズについて?
免責事項
当サイトを参考にした結果、損害が発生しても当サイトの管理人は一切の責任を負えません。
よって実際の判断や選定は、メーカーサイトや取扱説明書などを熟読して、ご自身で決定して下さい。
当サイトは参考程度にご覧下さい。
当サイトすべてのページへのリンクは自由です。
ご覧いただきありがとうございました。
ブログ管理人