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アナログ信号(1-5Vや4-20mA)でインバーター周波数変更を行う場合は、AU信号の入力が必要です!
先ずパラメーター書き込み選択(Pr.77)を0から2に変更して、運転指令が入っていてもパラメーター変更できるようにする事をお勧めします。
*ただし、Pr.77を2に変更した場合はインバーター運転中もパラメーター変更が可能になりますので、注意が必要です!
次にパラメーター運転モード選択(Pr.79)を0から3へ変更して外部運転信号SD-STF又はSTR間を短絡すると運転できるようにします。
最後にSDとMRS間を短絡線を使って短絡してAU信号を入力します(重要)。
FR-E720インバーターの場合はAU端子がないため、STF・STR・RH・RM・RL・MRS・RESのどれかをパラメーターを変更して入力割り付けをAU信号端子にする必要があります。
ちなみに今回の例では、Pr183の設定を初期値の24(急停止)から4(AU信号端子)へ変更しました。
上記の表はAU信号を割り付けるパラメーターです。
今回はPr.183(MRS端子機能選択)を変更してAU信号端子として使用しました。
これで、外部4-20mAか0-5V(1-5V)でインバーターの周波数変更運転を行う準備が出来ました。
パラメーター設定が途中で分からなくなってしまった場合には、インバーター設定のオールリセットを行い工場出荷時(全設定初期値)に戻して再設定を行うと良いと思います。
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4~20mA外部信号入力で周波数変更する場合(方法)
上記で説明したAU信号を入力して下さい。
インバーターFR-E700の4-20mAの内部抵抗は約233Ωで、最大許容電流は30mAです。
調節計発信機(MAX600Ω)から駆動する場合はインバーター2台までは直列に駆動出来ます。
233Ω×2台<600Ω(4-20mA調節計発信機MAX抵抗値)
端子4が+
端子5が-(コモン)です。
電流入力の場合はディップスイッチをI側にして下さい(工場出荷時・初期値)。
電圧入力の場合はディップスイッチをV側にして下さい。
工場出荷時・初期値はI側(電流入力)になっています。
ここで、つなぎやディップスイッチ設定を間違えると、インバーターや接続機器が破損(焼損)する可能性がありますの、充分に注意して下さい。
これで入力4~20mAに応じて、インバーター出力周波数が0~60Hzで可変運転できます。
後は必要に応じて、バイアス(4mA時周波数)とゲイン(20mA時周波数)を設定して下さい。
更に必要に応じて上限周波数(Pr1)と下限周波数(Pr2)を設定して下さい。
端子4を利用して0~5V、0~10V外部信号入力で周波数変更する場合(方法)
上記で説明したAU信号を入力して下さい。
インバーターFR-E700の電圧入力時の内部抵抗は約10KΩで最大加印電圧はDC20Vです。
留意して設計及び配線をして下さい。
端子2が+
端子5が-(コモン)です。
基本的には4~20mAの時と設定は同じでが、端子2を使用しないでディップスイッチとパラメータ変更で、端子4を利用して電圧入力で周波数可変運転が可能になります。
ディップスイッチをV側にして下さい。配線やディップスイッチ設定を間違えると機器が破損する可能性があるので、充分に注意して下さい。
これで入力0-5V・1-5V・0-10Vなどに応じて、インバーター出力周波数が0~60Hzで可変運転できます。
後は必要に応じて、バイアス(0V時周波数)とゲイン(5V時周波数)を設定して下さい。
更に必要に応じて上限周波数(Pr1)と下限周波数(Pr2)を設定して下さい。
上記の表のように、電圧入力の場合はPr.73とPr.267を設定して下さい。
*上記で使用した図や表は、三菱電機さんインバーター取扱説明書(応用編)を引用しています。
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