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IE1,IE2,IE3って知らなかったんですが、これかはトップランナー(プレミアム効率)モーターを使用していかないとダメなようです!?。
これは標準モーター(汎用モーター)のIE1をトップランナー(プレミアム効率)モーターのIE3に変えていき、日本の3相モーターを省エネにしていこうというのが目標だと思います。
省エネの内容の詳細は「トップランナー規制」や「トップランナー基準」で検索してみて下さい。
IE1の次にIE2がありIE3に至るのですが、日本ではIE2(高効率)モーターの普及が遅れたと思います。そのためIE1の(標準効率)モーターから、いきなりIE3の(プレミアム)モーター導入という感じがするんだと思います。
標準効率(標準、汎用)モーターは、トップランナー(プレミアム効率モーター)規制(基準)により順次、製造や販売を停止していくと思いますので、モーター交換の際は互換性の確認が必要です。
今年からはIE3規格(プレミアム効率)モーターがどんどん増えていくのではないかと予想しています。
IE1規格モーターは 標準効率モーターともよばれ JIS C 4210:2010相当 |
IE2規格モーターは 高効率モーターともよばれ JIS C4212:2010相当 |
IE3規格モーターは プレミアム効率モーターともよばれ トップランナー基準をクリア |
その他IE4(スーパープレミアム効率)モーターもあるようです。
既設の標準効率(IE1規格)モーターをトップランナー(IE3規格/プレミアム効率)モーターに変更(交換)するときの注意点。
モーターの取付ボルト位置が同じか、トップランナーに交換すると同じ周波数では通常回転が高く(多く)なるので、交換後はプーリー変更やインバーター取付で既設と同じ回転数にしないと、過負荷などの機器トラブルが発生する可能性があります。
回転が上昇する(多くなる)ことで、省エネにならず逆に増エネになる場合があるようなので、このIE3モーターの回転数アップは要注意だと思います。
更にモーター重量や寸法が既設とどのくらい変わるのか確認が必要です。
取り付けや出力軸位置には互換性があるようですが、既設のモーターとトップランナーモーターとの互換性の確認は必須だと思います。
また、インバーターで駆動する場合は、モーター種類とベクトル制御などの組み合わせなどのパラメーター設定を事前に確認しておく必要があります。インバーターでトップランナーモーターを駆動する時は、高性能高効率モーターの能力が発揮できるようにIE3設定できると良いと思います。
標準効率モーター IE1規格IE3と比べて |
プレミアム効率モーター IE3規格IE1と比べて |
効率 低 | 効率 高 |
力率 普通 | 力率 低 |
トルク 低 | トルク 高 |
始動電流 小 | 始動電流 高 |
回転速度 少ない | 回転速度 多い |
定格電流はIE1とIE3は、ほぼ同じだということです。
IE3モーターは始動電流が高いので、モーターをIE1からIE3へ交換したら、ブレーカーやマグネットも1ランク上げる必要があるかもしれません。(トリップ防止)
他にも注意点があると思いますが、ケースバイケースですので電気工事店などに相談して下さい。
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