仕事2(計装工事について)

制御盤の耐圧検査(耐電圧検査/絶縁耐力検査)の方法

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制御盤の耐電圧試験は、
耐圧試験や絶縁耐力試験やハイポットテストと言われることもあるらしい。

インターネットで調べた結果、耐電圧試験(検査)とは、
「電気製品や部品が取り扱う電圧に対して十分な絶縁耐力があるか」
を確認する検査とのこと。

絶縁抵抗試験(検査)との違いは、耐電圧試験は絶縁破壊を起こすかどうかにより
絶縁不良を検出しますが、絶縁抵抗試験は絶縁抵抗値を測定することで、絶縁不良を検出するようです。

検査の目的は感電事故や火災事故を防ぐなど、同じようです。

試験の順番は、絶縁抵抗試験後に耐電圧試験を行うことが多いらしいです。
準拠規格などで試験順番や電圧(制御盤に加える電圧で1500Vで1分間などです)など試験方法が決められている場合は、それに従います。

ここでは、電気制御盤の耐電圧測定の例を記載します。
基盤やシーケンサは必要に応じて回路を切り離してください。別に試験成績表を見ると工場出荷前に耐電圧試験済みの場合があります。
客先と協議の上、測定範囲を決めてください。

設定例 試験電圧2000V/60秒間/上限漏れ電流5mAとします。
下記は耐電圧検査の測定方法の例です。画像のコピー及び転載は禁止します。

写真

下記は耐電圧検査を行う時に使用するテスターです。

写真

制御盤の耐電圧(耐圧)試験を行う時は、感電事故に注意して行いましょう。
必要があれば、制御盤の周りをパイロンとポールで立ち入り禁止にして行うと、より安全だと思います。

その他の制御盤出荷時検査項目は、こちらをご覧下さい。

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AC100Vの家電などの、PSE自主検査の耐電圧試験の電圧は何ボルト?

AC100Vの家電は、電圧1000V(1KV)で1分間で試験します。
漏れ電流が10mA以上あるものはNGですので、上限検出電流は10mAとします。

試験時間は1分ですが、10秒くらいかけて徐々に1000V(1KV)まで、電圧を上げていきますので、1回の検査は70秒ほどかかります。
1000Vまでの上昇調整に10秒くらいかかります。そこから1000Vで60秒という事です。

写真1KVで1分間の耐圧試験中↑
上記テスターは試験中の漏れ電流が確認できます。

写真

1KVで1分間の耐圧試験完了↑、無事クリア(PASS)

耐電圧試験をするときは、感電に充分注意して下さい。
また、検査対象物が規格品であるか確認が必要な場合があります。
*高電圧測定が出来ない物もあると思いますので。

その他の制御盤出荷時検査項目は、こちらをご覧下さい。

免責事項
このサイトは参考程度でご覧ください。実際の測定は各人の責任で行って下さい。
管理人は一切の責任を負うことはできません。

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