仕事2(計装工事について)

3相負荷の電流計の赤針(設定指針)は定格電流にセットしますか?

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3相モーターなのど負荷に赤針(設定指針)付き電流計を取り付けた場合、その赤針はどの値にセット(SET)しますか?

下記仕様のモーター定格電流7.0Aで考えてみました。
モーター 3相200V 50Hz 1.5kw
定格電流7.0Aだとします。
実際に100%負荷を取り付けて運転したところ、5.5A(アンペア)の電流が流れています。

さて赤針のセット値は何Aにしますか?

1:モーター定格の7.0A(下記電流計写真)設定
電流計

2:実際に100%負荷をつないだ電流値の5.5A(下記電流計写真)設定
電流計

私は、1番2番どちらもありかなと思います。

これは、モーター限界の電流値まで使いたい場合は、モーター定格の7.0A設定で、負荷や設備の異常をいち早く知りたいなら5.5A設定だと思うからです。

モーターを壊したくない観点から考えた場合も、5.5Aセットの方が良い(安全)と思います。
設備管理者さんが見て5.5A以上の電流値の場合は、モーターはまだ大丈夫ですが、装置に不具合が発生している可能性があるからです。
*装置異常検知の判断材料になる。

ただ、注意が必要なのは、設備が低圧受電でモーター負荷に低圧進相コンデンサーが付いていた場合や、モーター負荷をインバーターで運転して、その電流値を普通の電流計で電流表示している場合です。
電流計を低圧進相コンデンサーやインバーターの前に設置(取付)するのか、後に設置(取付)するかで、電流計が表示する電流値が変わってしまうからです。
制御盤などを製作する場合などに、電流計を前に設置するか後に設置するかは、目的により異なりますが、その件に関しては後日書きたいと思います。

ブログ管理人

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