仕事2(計装工事について)

トップランナー基準(規制)が2015年4月以降より開始(スタート)していたのか?

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IE1,IE2,IE3って知らなかったんですが、これかはトップランナー(プレミアム効率)モーターを使用していかないとダメなようです!?。

これは標準モーター(汎用モーター)のIE1をトップランナー(プレミアム効率)モーターのIE3に変えていき、日本の3相モーターを省エネにしていこうというのが目標だと思います。

省エネの内容の詳細は「トップランナー規制」や「トップランナー基準」で検索してみて下さい。

IE1の次にIE2がありIE3に至るのですが、日本ではIE2(高効率)モーターの普及が遅れたと思います。そのためIE1の(標準効率)モーターから、いきなりIE3の(プレミアム)モーター導入という感じがするんだと思います。

標準効率(標準、汎用)モーターは、トップランナー(プレミアム効率モーター)規制(基準)により順次、製造や販売を停止していくと思いますので、モーター交換の際は互換性の確認が必要です。

今年からはIE3規格(プレミアム効率)モーターがどんどん増えていくのではないかと予想しています。

 IE1規格モーターは
標準効率モーターともよばれ
JIS C 4210:2010相当
 IE2規格モーターは
高効率モーターともよばれ
JIS C4212:2010相当
IE3規格モーターは
プレミアム効率モーターともよばれ
トップランナー基準をクリア

その他IE4(スーパープレミアム効率)モーターもあるようです。

既設の標準効率(IE1規格)モーターをトップランナー(IE3規格/プレミアム効率)モーターに変更(交換)するときの注意点。

モーターの取付ボルト位置が同じか、トップランナーに交換すると同じ周波数では通常回転が高く(多く)なるので、交換後はプーリー変更やインバーター取付で既設と同じ回転数にしないと、過負荷などの機器トラブルが発生する可能性があります。
回転が上昇する(多くなる)ことで、省エネにならず逆に増エネになる場合があるようなので、このIE3モーターの回転数アップは要注意だと思います。
更にモーター重量や寸法が既設とどのくらい変わるのか確認が必要です。
取り付けや出力軸位置には互換性があるようですが、既設のモーターとトップランナーモーターとの互換性の確認は必須だと思います。
また、インバーターで駆動する場合は、モーター種類とベクトル制御などの組み合わせなどのパラメーター設定を事前に確認しておく必要があります。インバーターでトップランナーモーターを駆動する時は、高性能高効率モーターの能力が発揮できるようにIE3設定できると良いと思います。

標準効率モーター
IE1規格IE3と比べて
プレミアム効率モーター
IE3規格IE1と比べて
効率 低 効率 高
力率 普通 力率 低
トルク 低 トルク 高
始動電流 小 始動電流 高
回転速度 少ない 回転速度 多い

定格電流はIE1とIE3は、ほぼ同じだということです。

IE3モーターは始動電流が高いので、モーターをIE1からIE3へ交換したら、ブレーカーやマグネットも1ランク上げる必要があるかもしれません。(トリップ防止)

他にも注意点があると思いますが、ケースバイケースですので電気工事店などに相談して下さい。

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よって実際の判断や選定は、メーカーサイトや取扱説明書などを熟読して、ご自身で決定して下さい。
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ご覧いただきありがとうございました。

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