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三菱インバーターの運転中にパラメーター変更を出来るようにするには、Pr.77を何番に変更したらよいか?
インバーターって運転中にパラメーター変更出来ない場合が多いと思いますが、あるパラメーター(Pr.77)を変更すると出来るようになります。
工場出荷時設定(初期値)では、運転中のパラメーター変更は出来ないようになっています。
今回は三菱電機さんインバーターE700シリーズのPr.(パラメーター)で説明します。
AU信号入力で周波数を可変させたい場合は、こちらのページをご覧ください。
他の型式のインバーターの場合は、Pr.を別に確認下さい。
それでは、Pr.77を何番にすると良いかというと、下記表をご覧下さい。
私は初期値の0から2へ変更することが多いです。
パラメーター77(Pr.77)
0 停止中のみパラメーターへの書き込み可能(初期値)
1 パラメーターの書き込み不可
2 全ての運転モードで運転中も停止中もパラメーターへの書き込み可能
詳細は取扱い説明書を確認して下さい。
参考までに他のパラメーターを少々↓
Pr0 トルクブースト
Pr1上限周波数 初期値120Hz
Pr2 下限周波数 初期値0Hz
Pr3 基底周波数 初期値60Hz
Pr4 高速 初期値60Hz
Pr5 中速 初期値30Hz
Pr6 低速 初期値10Hz
Pr7 加速時間 初期値5/10/15秒
Pr8 減速時間 初期値5/10/15秒
Pr9 電子サーマル
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三菱インバーターを外部運転指令(接点信号など)で運転させるには、パラメーター79(Pr.79)を工場出荷時の0から何番にすれば良いでしょう。
インバーターは表面のRUN(正転/逆転)やSTOPなどで、運転停止出来ますが、外部接点信号で運転や停止を行う場合は、Pr.79の工場出荷時(初期値)0を何番にすれば良いでしょうか?
今回は三菱電機さんインバーターFR-E700シリーズのPr.(パラメーター)で説明します。
他の型式のインバーターの場合は、Pr.を別に確認下さい。
それでは、Pr.79を何番にすると良いかというと、下記表をご覧下さい。
*ボリューム信号と接点信号の両方を入力すると、接点信号の速度指令が優先されます。実際の制御では設計前にフェイルセイフも含め、信号の同時ON時は、どちらが優先されるか事前に確認しておいた方が良いです。
パラメーター79(Pr.79)
0 外部/PUをパネルのスイッチで切り替え。電源投入時は外部運転(EXT)モードです。PUモード時はパネルスイッチRUN/STOPで運転停止出来ます。(初期値)
(外部1kΩボリューム運転時)
1 PU運転モード固定
2 外部運転モード固定
(外部1kΩボリューム運転時)
3 周波数は操作パネル(PU含む)または外部信号入力、始動指令はSTFとSTRの外部信号入力
4 周波数は外部信号入力、始動指令は操作パネルのRUN(PUのFWD、REV)
6 スイッチオーバーモード
7 外部運転モード(PU運転インタロック)
詳しくは取扱い説明書をご覧ください。
このWEBサイトの目的は、以前にPr.79の設定はしたことがあるけど、初期値の0を2にするのか3にするのか忘れてしまった方(自分を含む)が、ネットでこのサイトを見て思い出せると良いなと思い作りました。
私は、Pr.79を2か3で使うことが多いです。
1kΩ1/2w~2wの可変抵抗ボリュームによる周波数変更運転(端子10,2,5番)
パラメーター(Pr)79の設定を0か2にします。
これで端子10番,2番,5番に1kΩの可変抵抗ボリュームを接続すると、インバーターの周波数をボリュームで可変(変更)出来るようになります。
また、速度指令(SD-RL,RM,RH間)が入力されると、外部ボリューム(1kΩ)より優先して、そちらで設定されている周波数で運転します。
60Hz以上で外部ボリューム運転したい場合は、Pr125の数値を変更して下さい。
初期値は60Hzとなっています。
合わせてPr1の設定が、初期値の120Hzになっているか確認下さい。
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よって実際の判断や選定は、メーカーサイトや取扱説明書などを熟読して、ご自身で決定して下さい。
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